塗装本舗ブログ

どうして塗替えが必要なのか?

2022.05.02
  • 塗替えガイド
 目次
1.どうして塗替えが必要なのか?
2.外壁の不具合でよく見かける症状は?
3.セメント系仕上げ材について
4.窯業系サイディング材について
5.ALC外壁について
6.ラスモルタル外壁について
7.金属系仕上げ材について
8.木質系仕上げ材について
9.塗替え判断のポイントは?
10.シーリング材の不具合でよく見かける症状は?
11.シーリング工事の判断のポイントは?
12.屋根の不具合でよく見かける症状は?
13.各資材メーカーの推奨するメンテナンス時期について

1.どうして塗替えが必要なのか?

どうして塗替えが必要なのか?お家の外壁は、セメント系では窯業サイディングや鉄筋コンクリートなど、金属系ではガルバリウム鋼板などで作られておりますが、一部のものを除き、いずれもそのらの表面は塗膜でコーティングされております。塗膜は、太陽光や雨などから建物を守っています。しかし塗膜の寿命は、永久的ではありません。塗膜も人の健康管理と同じく、定期的な検診を行い、もし問題が見つかれば、早めの手当てが必要です。つまり手遅れになる前の手当てがあなたの家を長持ちさせる秘訣なのです。あなたの家の資産価値を維持するためには早めの手当てが必要です。

1-1.塗料性能

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建物に塗料を塗装することで、雨などによる水の侵入を防ぐ機能(防水性)や建物を太陽光の紫外線から保護する機能(耐候性)を発揮して建物を大切にまもっています。また、塗膜が紫外線や降雨にさらされると、少しずつ塗膜の表面から劣化が進み、建物の美観も損なわれていきます。そして、塗膜表面が荒れると汚染物質(塵埃、煤煙、ゴム・タイヤの摩耗粉、土砂、さび、かびや藻などの微生物など)が付着しやすくなり汚れが目立つようになります。

1-2.診断

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塗膜の劣化をそのまま放置しておくと最終的には塗膜の保護機能が喪失し、外部から水や腐食物質が壁の内部に侵入するようになります。そうなると窯業系サイディング外壁では、サイディングが膨張し反りが発生することがあります。反りによる隙間ができると漏水の原因ともなります。また、ラスモルタル外壁ではひび割れが、コンクリート外壁では中性化が進み、金属系サイディングではさびが発生するようになり、さらにこれらが進行すると壁からの漏水により建物そのものの強度が低下して建物の寿命に影響を与えます。

建物の部位の名称を詳しく解説

1-3.塗替え

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建物も人の健康管理と同じく早期の手当てが必要です。部分的なサビや塗膜の浮きを発見した場合は、こまめに補修を行うなどメンテナンスを欠かさないことが大切です。補修や塗替えによって美観をとりもどしたり、機能を回復させたり、場合によってはデザインを変えたりしたりしてスッキリしましょう。早めの手当てがお家を長持ちさせる秘訣です。

施工の流れ

2.外壁の不具合でよく見かける症状は?

建物の東西南北それぞれの面について、塗膜状態を目でみたり、手で触ってみたりして下さい。各方位面で傷みの具合が異なります。

各方位面でみられる症状

素材 症状 建物の各方位面
【セメント系】
モルタルや窯業サイディングなど
色の変化、つやの低下、チョーキング(白亜化)、ふくれ、はがれ、汚れなど ①一般的に太陽光がよく当たる南面と西面では、他の面に比べて「色の変化」や「つやの低下」が大きくなる。
②日当たりが悪く湿った状態になりやすい北面では、「かび・藻の発生」がよく見られる。
③その他、方位に関係なく雨がかりや結露により水分が塗膜に浸み込んで「ふくれ」や「われ」、「はがれ」などの不具合が見られる。
【金属系】
金属系サイディング、鉄板やトタン(亜鉛めっき板)など
色の変化、つやの低下、チョーキング(白亜化)、さび、はがれ、ふくれなど
【木質系】
ひのき、杉、米松、ラワンなど
われ、はがれ、色あせ、かびや藻の発生など

3.セメント系仕上げ材について

セメント系仕上げ材には、窯業サイディング、ALC、ラスモル壁などがあり、PC板及びRC構造などもセメント系の材質となりますので、以下のような劣化現象が想定できます。

セメント系素地の劣化現象

塗膜の劣化 変色・退色 塗膜の色が変化、色あせ。
光沢低下 つや引け。
白亜化(チョーキング) 塗膜表面の粉化、劣化。こすると白く手につく。
汚れ じんあい、油煙付着、雨筋跡、かび、苔、藻類の汚れ、さび汚れ。
浮き 塗膜の付着劣化。(下地側からの劣化要因も想定)
ふくれ
割れ
はがれ
下地からの劣化 摩耗 塗膜がすり減る。
下地ひび割れ 塗膜の浮き、ふくれ、割れ、はがれが周辺にまで発生。
下地かけ
鉄筋露出・発錆 鉄筋コンクリートの場合にみられる。
漏水 ひび割れや防水劣化で水がまわる。
エフロレッセンス 下地のアルカリ成分が水溶、折出、炭酸ガスで固着化。

4.窯業系サイディング材について

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窯業系サイディングの特長は、セメント質と繊維質を主な原料として板状に成型したものです。耐候性や耐震性、耐火性も高い仕上げ材です。窯業サイディングの表面は、着色層とコーティング層に分かれております。着色層の塗装はインクジェットやワイピング、プリントなどさまざまな塗装方法で行われております。着色層の塗装は、アクリルウレタン塗装やシリコンアクリルエマルジョン塗装などがあり、さらに耐候性を高めるためのコーティング層があります。ニチハ製の「プラチナコート」やケイミュー製の「レジェール」などは、着色層の上の無機塗料や光触媒などの特殊なコーティング層を重ねることで耐候性に非常に優れた塗膜となっております。その他では、太陽光エネルギーを反射する遮熱機能や雨で汚れを洗い落とすセルフクリーニング機能などの表面塗膜特性を持つ商品の種類があります。各商品がそれぞれの機能特性を組み合わせてサイディングは生産されております。

窯業サイディング材メーカーの推奨するメンテナンス時期は?

※メーカーの推奨するメンテナンス時期や保証内容についての注意事項

ケイミュー製の窯業系サイディング

本体名塗替え時期変色保証
レジェール約28~32年10年
レジェール ※指定シール施工約28~32年15年
光セラ(ネオロック/エクセレージ/フィルテクト)約28~32年10年
光セラ(ネオロック/エクセレージ/フィルテクト) ※指定シール施工約28~32年15年
親水パワーコート(セラディール)約15~20年10年
ネオロック・親水16

エクセレージ・親水16/15

フィルテクト・親水16
約10~17年
セラディール・親水14

エクセレージ・親水14
約5~12年

ケイミュー製のシーリング(コーキング)の場合

材料名交換時期色保証
スーパーKMEWシールZ ※指定シール施工

スーパーKMEWシール ※指定シール施工
約30年/10年毎要補修推奨15年
KMEWシール約10年

ニチハ製の窯業系サイディング

塗膜名/本体名塗替え時期変色保証
プラチナコート30約32~36年15年
プラチナコート30 ※指定シール施工約32~36年30年
プラチナコート約27~32年10年
プラチナコート ※指定シール施工約27~32年15年
ハイパーコート約15~20年10年
モエンエクセラード16(Vシリーズ)約13~17年
モエンサイディング・M約8~13年
モエンサイディング・W約8~13年

ニチハ製のシーリング(コーキング)の場合

材料名交換時期保証
プラチナシール ※指定シール施工約30年/15年後打ち替え推奨15年

5.ALC外壁

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ケイ酸質、石灰質、アルミニウム粉末を主原料とする軽量気泡コンクリートパネル。軽量かつ断熱性、耐火性に優れている外壁材です。新築時に現場で仕上げ塗装を行うのも特徴です。

6.ラスモルタル外壁について

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ラスモルタルは湿式工法のひとつで、ラス網を下地として上にモルタルを左官コテで塗り付ける方法で施工されます。最終的な仕上げは、吹付リシン、吹付タイル、吹付スタッコ等で外壁に模様をつけ意匠性を高めてあります。

7.金属系仕上げ材について

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ガルバリウム鋼板などの金属を成型したものです。軽量で躯体への負担が少ないのが特徴です。また、寒さに強く、凍害によるひび割れ、剥離などが起きにくい仕上げ材です。

金属系サイディングの耐久性について

金属系サイディングの塗膜は、太陽光線、雨(水)、大気中の酸素、耐食性因子(塩素イオン、酸性イオンなど)により劣化します。その経過において塗膜の白亜化が発生します。白亜化(チョーキング)とは、塗膜表面の樹脂がなくなり顔料が表面に粉状に現れ、触ると手に粉が付く現象をいいます。白亜化の経時変化は、「光沢低下」→「色調変化」→「白亜化」の順に進みます。そして、白亜化から「塗膜のふくれ」→「白さび」→「赤さび」→「穴あき」というようにめっき鋼板の腐食の経時変化が進みます。めっき鋼板の腐食が始まる前のメンテナンスが重要です。「白亜化」が起こるタイミングでの再塗装をお勧め致します。

金属サイディング材メーカーの推奨するメンテナンス時期は?

※メーカーの推奨するメンテナンス時期や保証内容についての注意事項

ケイミュー製の金属サイディング

本体名塗替え時期塗膜変褪色保証
はる・一番約20~30年10年

8.木質系仕上げ材について

木質系サイディング

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天然木を材料にしたもの。自然そのものの質感や温もりを表現できるのが特徴です。防腐・防虫効果のある塗料で耐久性を高めてあります。木材の塗装は、木材表面に塗膜を形成するものと、木材内部に浸透させて塗膜を形成しないものがあります。塗膜を形成するものは乾燥・伸縮の繰り返しにより、しばしば剥離や退色を生じ、見苦しくなりがちです。塗膜を形成する塗料の中でもオスモカラーやキシラデコールコンゾランは、木部専用の造膜塗料になりますので、剥離などが起こりにくい塗料になります。そして、塗膜を形成しないものもやはり、年数が経つと色あせや防虫効果の低下などがおこります。ホームセンターなどでも販売されているキシラデコールやナフタデコールなどが一般的によく使われる屋外の木材浸透性保護塗料になります。木質系サイディングは、デザイン性は非常に高い仕上げ材ですが、他の外壁材と比べメンテナンスコストが掛かるのも天然木の特長です。高所のメンテナンスは専門業者に依頼して、手の届く場所はDIYで3~5年毎のメンテナンスを行うことが経済的にお勧めです。

9.塗替え判断のポイントは?

9-1.汚れ

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汚れ(かび・藻)やさびが目立ってくる。

9-2.チョーキング

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チョーキング(手で触ると白い粉がつく)が目立ってくる。

9-3.クラック

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われやひびがある。

9-4.はがれ

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はがれやふくれがある。

9-5.さび

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さびなどがかなり目立ってくる。塗膜の痛みをそのまま放置すると、塗膜の異常だけでなく、さらに建物自信まで傷みが進むことが予想されます。建物表面の塗膜に不具合が見られたら、早めの塗替えなどの手当てをすることが肝心です。

10.シーリング材の不具合でよく見かける症状は?

住宅の外壁を見ると、遠目には壁いっぱいに1枚板が取り付けてあるように見えますが、近くでみると、壁をいくつかに分割した外壁材が、縦横に少し隙間をあけて取り付けてあります。この隙間を目地と呼びます。目地を作る理由は、外壁材が温度や湿度の変化によって伸び縮みしたり、あるいは地震や風圧によってたわんだり位置がずれたりして、外壁材が相互にぶつかり合うのを防ぐためです。しかし、そのままの状態では目地から水や空気が出入りし、水密性や気密性を損なうため、外壁は外壁として機能を果たすことができません。そこで、そこに何か詰め物が必要になるわけです。その詰め物をシーリング(コーキング)材と呼びます。

シーリング材は建築物の水密性・気密性を目的とする防水材料です。その機能は長期的に維持されなければならず、同時に建築物の意匠上の観点から美観を損なう不具合もあってはなりません。これらの要件を整理すると以下のような3つの要件があります。

①水密性・気密性を寄与できる材料であること。

対象となる部材によく接着し、部材と共に不浸透層を形成することができなければならない。

②目地のムーブメント(動き)に追従できること。

目地は部材の膨張・収縮・振動などによって、程度の差こそあるが、常に動きを生じている。したがって、シーリング材は目地幅の拡大・縮小やせん断変形に対して、剥離や破断を生じてはならない。

③耐久性に優れていること。

シーリング目地は、そのまま露出して供用される場合と表面に保護層を設ける場合がある。特に露出で供用される場合、シーリング目地は紫外線・温度・水分などの影響を直接長時間受けることになり、劣化条件は非常に厳しい。したがって、このような条件下で長期間機能を維持することが出来るよう、耐久性に優れていることが要求されます。尚、シーリング材自身や目地周辺の汚染・変色や仕上げ塗材の変色などの意匠性についても同様のことが要求されます。

シーリング材は、塗料と同じように施工されてから期待される性能を発揮する材料です。つまり、適切な施工があってこそ完成する製品であり、施工の重要性が性能を左右します。そのため、シーリング材の施工は知識と技能を有する工事業者が行うことが大切です。

シーリング目地の劣化現象の種類

しわ目地の動き、シーリング材の収縮などによって、シーリング材が波打つ現象
変退色・汚れシーリング材表面の汚れ、またはシーリング材の成分の一部が被着体の表面に付着して汚れる現象
ひび割れシーリング材表面に微細なひび割れが発生する現象
白亜化シーリング材表面が粉状になる現象。チョーキングともいう
仕上げ材の浮き・変色シーリング材の上に施された仕上げ材(塗料など)がシーリング材からはく離したり、変色を生じる現象
漏水またはその痕跡シーリング材の破断等による外壁部材からの漏水またはその痕跡
被着面からのはく離シーリング材が被着面からはく離する現象。漏水の原因となる
シーリング材の破断シーリング材に発生したひび割れが目地底まで達し、完全に破断している状態。漏水の原因となる
被着材の破断シーリング目地周辺の被着体にひび割れや欠落が発生する現象。漏水の原因となる
シーリング材の変形目地の動きなどによってシーリング材が外部方向へふくれたり、くびれたりする現象
シーリング材の軟化紫外線や熱などによってシーリング材が柔らかくなる現象

11.シーリング工事の判断のポイントは?

シーリング材は、線の防水材とも呼ばれ、建物の防水機能の役割を果たしております。建物を長期的に維持する上で、塗料のコーティング機能と比べ、シーリングの防水機能の方が重要性は高いと思います。シーリング目地の故障は、シーリング目地が具備すべき機能、すなわち防水性と意匠性を失うことです。シーリングの工事または補修を判断するポイントは、家全体や方角によってシーリングのひび割れが見られ、外観上見苦しい状態になっている。また、破断や剥離が見られ、隙間から雨水が侵入できる状態になっている。その他、築年数や以前のシーリング工事からの経過年数などを組み合わせて判断することです。目地部分に隙間が出来てきたら要注意です。

11-1.ひび割れ

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シーリング材表面に微細なひび割れが発生する現象]

11-2.シーリング材の破断

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シーリング材に発生したひび割れが目地底まで達し、完全に破断している状態。漏水の原因となる。

11-3.被着面からのはく離

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シーリング材が被着面からはく離する現象。漏水の原因となる。

12. 屋根の不具合でよく見かける症状は?

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屋根は、日ごろから紫外線や雨風にさらされる過酷な条件下にあります。屋根の機能を長期間維持し、美観を保つためには維持管理を行い、耐久性の向上を図ることが重要です。もし、維持管理を怠ると屋根のみならず雨漏りなどにより建物自体の寿命を縮める結果にもなります。快適な暮らしを送るためにも、適切な維持管理が必要です。また、屋根材の種類により点検内容や維持費も変わります。屋根の点検や再塗装、補修工事などを行う場合は高所での危険な作業になります。落下事故やけがの原因となりますので専門業者にご依頼ください。

屋根の主な点検事項

①雨漏り点検

 屋内の天井や壁などに雨跡がないか確認。

 雨漏り箇所を特定し、適切な処置を行う必要があります。

 ※雨漏りは塗装では直りません。

②屋根材の劣化・はがれの点検

 屋根材がぼろぼろになって庭に落ちてくる。

 ※塗装ではなおりません。

③屋根材のズレ・浮き・割れなどの点検

 屋根に上がって目視で確認。

 ※屋根材の部分的な割れ・クラックなどは屋根材の差替えや接着剤での補修ができます。

④変色・色褪せ・汚れなど

 ※スレート屋根材は、表面の色が薄くなったり汚れがついた場合でも屋根材としての基本性能に問題はありません。

 ※美観の維持・向上を図るには、再塗装が必要です。

⑤役物・役物釘のズレ・浮きなど

屋根に上がって目視で確認。

※釘、ビスの打ち直し、役物防水箇所の補修

12-1.スレート屋根

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スレートとは、もともと粘板岩を薄く板状に切り出したものを屋根材として利用しておりましたが、現在、屋根材に天然スレートが用いられることはほとんどなく、価格が手ごろな化粧スレートが用いられております。化粧スレートは、セメント基材とパルプ繊維を混ぜ、薄い板状に成型したものです。「カラーベスト」「コロニアル」などの商品名で呼ばれることもあります。化粧スレートは新築戸建住宅で最も普及している屋根葺き材です。性能の維持には再塗装が必要です。また、工場や倉庫の屋根や外壁には、波型スレートが使用されております。

スレート屋根材メーカーの推奨するメンテナンス時期は?

※メーカーの推奨するメンテナンス時期や保証内容についての注意事項

ケイミュー製屋根材のメンテナンスサイクル

ROOGA/ケイミュー製

屋根材名塗替え時期色保証
ルーガ約27~35年10年

(基本は、10年毎に定期メンテナンスを行うこと。)

GRAND NEXT 全商品 / COLOR BEST グラッサシリーズ

屋根材名塗替え時期色保証
グランネクスト約27~35年10年
カラーベスト約27~35年10年

(基本は、10年毎に定期メンテナンスを行うこと。)

COLOR BEST コロニアルクァッド

屋根材名塗替え時期色保証
カラーベスト約10年(約27~35年)10年

(基本は、10年毎に定期メンテナンスを行うこと。)

12-2.金属屋根

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金属屋根材は軽量で加工や施工がしやすく、建物の構造にかかる負担が少ないという特徴があります。ただし、他の屋根材に比べて雨音が響きやすく、熱を帯びやすい。金属屋根の種類は、ガルバリウム鋼板、ステンレス鋼板、アルミ合金板、トタン板などがあります。中でもガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%、ケイ素1.6%、亜鉛43.4%の溶融めっきを施した鋼板で、トタン板に比べ非常に高耐久で比較的安価なため、普及が進んでおります。

金属屋根の耐久性について

金属屋根の塗膜は、太陽光線、雨(水)、大気中の酸素、耐食性因子(塩素イオン、酸性イオンなど)により劣化します。その経過において塗膜の白亜化が発生します。白亜化(チョーキング)とは、塗膜表面の樹脂がなくなり顔料が表面に粉状に現れ、触ると手に粉が付く現象をいいます。白亜化の経時変化は、「光沢低下」→「色調変化」→「白亜化」の順に進みます。そして、白亜化から「塗膜のふくれ」→「白さび」→「赤さび」→「穴あき」というようにめっき鋼板の腐食の経時変化が進みます。めっき鋼板の腐食が始まる前のメンテナンスが重要です。「白亜化」が起こるタイミングでの再塗装をお勧め致します。

金属屋根材メーカーの推奨するメンテナンス時期は?

※メーカーの推奨するメンテナンス時期や保証内容についての注意事項

ケイミュー製金属屋根材

屋根材名塗替え時期塗膜保証
スマートメタル約10年(約27~35年)15年

(基本は、10年毎に定期メンテナンスを行うこと。美観上必要に応じて10年毎に塗り替え)

アイジー工業製金属屋根材

屋根材名塗替え時期保証
スーパーガルテクトフッ素約20~35年20年(変褪色)
スーパーガルテクト約15~17年15年(塗膜)
スーパーガルテクトC約15~17年15年(塗膜)

(塗り替えは、表面状態を確認の上で判断してください。変色が著しく、白亜化が現れた状態が塗り替え時期とみなせます。)

セキノ興産製(ダンネツトップ)金属屋根材

屋根材名塗替え時塗膜保証
S&Sルーフ(ニスクカラーSGL)約11~15年15年

(ニスクカラーSGLの塗膜面がチョーキングの末期状態でふくれが散見される状態が塗り替えの適性時期とみなせます。メンテナンス時期は平面部について適用するものであり、加工部及び端面は除きます。)

12-3.瓦屋根

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粘土を成形し、900~1200℃で焼成した屋根の仕上げ材です。製法により、陶器瓦、釉薬瓦、燻し瓦、塩焼き瓦、無釉薬瓦などがあります。産地もさまざまにあり、弊社のある三河には、高浜、碧南、刈谷の3市を中心に作られている生産量日本一の三州瓦があります。粘土以外に天然スレート、セメント、金属などを原料とするものもあります。日本古来の瓦を和瓦、西洋で使われていたスパニッシュ瓦などを洋瓦と呼びます。

①粘土瓦

陶器瓦・釉薬瓦・素焼き瓦・日本瓦・いぶし瓦などが粘土瓦にあたります。和瓦や洋瓦、本葺瓦などがあり、和形、S形、平形、本葺形などの形状のものがあります。

屋根材名メンテナンス方法寿命
粘土瓦葺き替え50年~80年程度

②乾式コンクリート瓦

モニエル瓦・クボタ洋瓦・スカンジア瓦・ハルモリック乾式瓦などの種類がある洋瓦の乾式コンクリート瓦です。メーカーニより呼び方が異なります。

屋根材名メンテナンス方法寿命
乾式コンクリート瓦塗り替え(約10年毎)30年~40年程度

③漆喰(しっくい)

漆喰は、屋根の棟と瓦の間の隙間を埋めてある材料です。瓦の下にある土を雨風から守っています。瓦の寿命は長く、50年~80年と言われておりますが、漆喰の寿命は短く、約20年程度で表面が朽ちてきたり、剥がれてきたりしてしまいます。漆喰の主原料は、消石灰のため、瓦と違い耐用年数が短く劣化してしまいます。漆喰の劣化状況を見ながら必要なタイミングで定期的なメンテナンスをお勧めします。

屋根材名メンテナンス方法寿命
漆喰(しっくい)補修(約20年)20年程度

12-4.アスファルトシングル

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アスファルトシングルは、グラスファイバー基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒や砂などを吹き付けて接着させて屋根材です。対応年数も長いため、海外ではアスファルトシングル葺きをした家が多くあります。

アスファルトシングル屋根材メーカーの推奨するメンテナンス時期は?

※メーカーの推奨するメンテナンス時期や保証内容についての注意事項

ニチハ製アスファルトシングル屋根材

屋根材名塗替え時期割れ・剥離保証
アルマ約10年~20年10年

13.各資材メーカーの推奨するメンテナンス時期について

※メーカーの推奨するメンテナンス時期や保証内容についての注意事項

外壁材や屋根材の解説をさせて頂く際に、各メーカーの公表しているデータやグラフを参考に一覧表を作成して添付させて頂きましたが、それらは、必ずしも正確なものではありません。例えば、立地や地域などによっても保証内容が異なる場合もあります。あくまでも目安としてご活用下さい。詳細は各メーカーのホームページやカタログをご確認して頂くか、直接メーカーにお問合せ下さい。

KMEW/ケイミュー株式会社:https://www.kmew.co.jp/

NICHIHA/ニチハ株式会社:https://www.nichiha.co.jp/

SEKINO/株式会社セキノ興産:http://www.sekino.co.jp/

IG KOGYO/アイジー工業株式会社:https://www.igkogyo.co.jp/index.html


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